今まで実技I(患者接遇/筆記(記述式))と、医療事務知識/筆記(択一式)と試験対策法を御紹介させて頂きました。
最後に、診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検の紹介となります。
ただ、この診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検は、今までの実技I、学科と比較にならないぐらい難しいです。
ですが、こちらは最初の取っ掛かりが難しいだけで、繰り返し解くことで解き方がわかってきます。
また、本サイトで紹介する解き方、注意事項などを勉強法に取り入れて頂ければ、その慣れる時間は大幅に短縮されることでしょう!
では、早速試験概要からお伝えさせて頂きます。
診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検情報
試験概要
試験内容
診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検として、4問出題されます。
なお、具体的な試験内容としては、カルテとコンピュータ処理レセプトを突き合わせ、請求誤り、入力漏れを点検し、これを訂正、補記して正しいレセプトを作成します。
誤りは二重線で消し、正しい記述を行います。
試験時間
試験時間は70分です。
試験時に配布される資料
問題資料として「国民健康保険診療録」が、解答用紙として「診療報酬明細書」が、点数計算時の資料として「保険薬一覧表」が配布されます。
「国民健康保険診療録」の記載内容を正として、「診療報酬明細書」の記載内容を必要があれば修正していきます。
ポイント
一番難しい試験
上述でも伝えましたが、医療事務技能審査試験(メディカル クラーク)で出題される、実技I(患者接遇/筆記(記述式))、医療事務知識/筆記(択一式)より難易度はかなり上がります。
余談ではありますが、管理人が受験した時も、前回受験で落ちた人が同試験が始まる前にゾロゾロと入って来られました。
つまり、試験に落ちたている人の大半が、この診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検の試験で落ちているということです。
これだけでもこの試験の難しさがお分かり頂けるか思いますし、試験対策として一番時間をかけて頂きたい試験となっています。
試験時間が不足しがち
4つの問題が出題されますが、たいてい最後の4問目の問題は、最初の3つの問題よりも記載量が多い問題が出題されます。
よって70分の時間をざっくり目安で配分すると、以下のようになります。
問題2:15分
問題3:15分
問題4:25分
1問15分とすると一見時間はあるように思えますが、記載量も多く、また計算も多くこなさなければならないため、15分は結構ギリギリな時間となります。
しかも見直しをしようとすると、15分以内には終えていないと、見直しもすることもなしにテストが終了してしまう可能性があります。
試験を解くスピードと、正確性が求められる
上述の通り、普通に解いていると時間が不足するので、少しでも問題を早く解けるスピードが求められます。
ただ、早く解けても正確に問題が解けないといけませんので、早く正確に解くことが求められます。
電卓の使い慣れも重要
上述の通り、計算問題も多いのですが、その際に電卓の使用が認められています。
ただ、試験時間が短いこともあり、電卓の入力に時間を費やしていては大きなデメリットとなります。
よって、電卓の使い慣れも重要だということは覚えておいて下さい。
小さなことですが、管理人は元々電卓の使い方が苦手だったこともあり、少しでも電卓が押しやすいように押すボタンが大きく、押した時の感覚も良い電卓を探しました。
100均で(笑)
結果、過去問を何度も解く際に電卓を使っていると、試験当日には違和感ないぐらい電卓が使えるようになれました。
参考資料を見る時間は最小限にする
同試験でも参考資料の持ち込みは可能ですが、参考資料が持ち込めるからと頼っているようでは時間は足りなくなります。
管理人も試験のために参考資料は準備していましたが、本当に最小限とし、大半は問題を見たらすぐに解答できるように準備してから受験しました。
それぐらい、診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検の試験は事前準備や試験対策(慣れ)が非常に重要となる試験です。
次回診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検(試験概要2)でも、引続き試験を受験するにあたってお伝えしておきたいこと(ポイント)を御紹介したいと思います。