前回の診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検(勉強方法1)では、診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検の試験を解く際の時間配分や、診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検においての項目毎(保険者番号、記号・番号、氏名、性別・生年月日)の点の取り方について御紹介させて頂きました。
今回も前回に続いて、診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検での項目毎の点の取り方のポイントを御紹介します。
診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検の試験対策法
傷病名
この傷病名の解答パターンは以下の2つです。
2.主病名を表す(主)という文字が漏れているパターン
※(主)を追記もあるかもしれません
問題は簡単ではあるのですが、1の追記するパターンの時に、病名が難しい漢字の場合、少し時間もかかるのが厄介です。
また、漢字を間違えないように気をつけましょう。
ただ、確実に点数が取れますので、落ち着いて対応しましょう。
難易度
易しい。
診療開始日
こちらは記載漏れにより追記するパターンが大半ですので、慎重に確認していれば確実に点数が取れます。
難易度
易しい。
転記
こちらも診療開始日と同様に記載漏れにより追記するパターンが大半です。
確実に点数を取りましょう。
難易度
易しい。
診療実日数
「国民健康保険診療録」を確認し、診療実日数が何日かを確認し追記 or 訂正を行います。
難易度
易しい。
ここまでのまとめ
前回に続いて、ここまでの項目に対する問題は知識をほとんど必要としない箇所です。
逆に言うと、ここは確実に得点すべき箇所ですので、見直し時間の時には見直しもしやすく得点が取りやすいこの箇所をしっかり確認しましょう。
これまでの箇所の問題は4問全てに出題されますので、ここは全問正解して他の難しい箇所を落としても大丈夫なようにしておきましょう!
続けて項目毎の点数を取るポイントの紹介を続けますね。
各問題で点を取るポイント
初診
初診算定ができる場合に記載します。
ポイントは以下の点です。
・時間外、休日、深夜加算が付かないか?
・幼児加算が付かないか?
・即日入院ではないか?
大半は、初診算定漏れや削除ですが、たまに時間外、休日、深夜加算や、幼児加算が出てきます。
そして意外と頻出するのが、即日入院時に算定できるパターンです。
例年問題4つのうち1つは入院に関する問題が出るため、即日入院の判断は必須です。
難易度
普通
シンプルなケースが多いため点数は取りやすいです。
再診
初診後の受信時に算定される再診ですが、ポイントは以下の点です。
・時間外、休日、深夜加算が付かないか?
・幼児加算が付かないか?
・外来管理加算
基本は初診と同様の考え方で良いですが、最後の「外来管理加算」、これが厄介です。
シンプルに言えば簡易な診察の時に算定可能な加算なのですが、この判断基準が難しいんですね。
管理人も何度もテキストを読んで、頭では理解できても実際に試験問題を繰り返しても良く間違うので、ネットで調べてみたら、現役で働いている方が質問しているものが検索にワラワラとヒットしました。
しかも、その現役の人ですら意見が様々なんです(笑)
あ、なるほど、それぐらい判断し難い加算なんだと理解できてから、気持ちを固めました。
すぐに判断できない場合は、基本後回しにしようと(笑)
外来管理加算は本当に例外も多いため「あれかな?これかな?」と迷い始めると試験時間に多大に影響を与えます。
よって、他の得点を取りやすいところを進めるためにも、外来管理加算の判断は後回しが良いかと思います。
難易度
普通~難しい
次回診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検(勉強方法3)も、今回に引続き、診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検試験の項目毎の具体的な試験対策法です。