前回の各試験に共通する試験対策では、実技I、学科、実技IIの各試験に共通する対策法を御紹介しました。
今回以降から試験毎の対策法の御紹介となります。
まず最初は、ニチイの試験でも最初に行われる、実技I(患者接遇/筆記(記述式))の勉強法です。
実技I(患者接遇/筆記(記述式))の勉強法
試験概要
実技Iは筆記(記述式)で2問出題されます。
試験の内容としては、主に自分が受付担当者とし、患者さんから質問されて、それに対してどのように解答するのかを記述で解答するというものです。
試験対策
既に御紹介済みの各試験に共通する試験対策に御紹介した過去問(医療事務講座 技能審査問題集)を準備します。
これで過去5年分の試験で、どのような問題が出ていたのかが把握できます。
こちらの過去問の問題を見て模範解答がスラスラと書けるぐらいに何度も解いてください。
ポイントは丸暗記するのではなく、各問題に対して解答のポイントはどこかを理解することです。
例えば、以下のようなポイントです。
・質問に対して回答する際に待たせてしまう場合は、一度座って待ってもらう
・待たせる場合は、その理由を正確に伝える
・相手が不安に感じているようであれば、説明をするだけでなく「御安心下さい」などのお声掛けも意識する
どうでしょうか?
これだけ見ていると、人と接していて当たり前の行動ではないでしょうか?
そうなんです。
ですが、当たり前ではありますが、それが解答として記載できるかが問われているのです。
私も最初解答を見た時は「簡単じゃん!」と思ったものですが、実際に文字で書いてみると難しいものです。
皆さんもそうだとは思いますが、パソコンで文字を書くことが多くなったことで、字を書こうとしても漢字が出てこなかったり(笑)
やはり普段慣れていない文字を書くということは意外と難しいので、必ず実際に文字で書いてみることが重要なポイントです。
これらのポイントを押さえて、各問いに対してスラスラと解答出来るようになれば、本番も問題ありません。
これだけでも問題ないレベルには達しますが、より完璧にするのであれば、ニチイの教材のテキスト「患者接遇マナー」に載っている「患者接遇の実際」という単元の患者さんとのシミュレーションの例を、上述と同じ感じで解答できるようにしておきます。
これで実技Iの対策は完璧です。
私自身、実技Iの勉強はこれだけしかしていませんでしたが、上述のように時間は半分くらい余るぐらいで解けました。
余談ですが、私が唯一気になったの事が、字が汚い事で、採点者に読めない!と判断されないかだけでしたが、無事合格できました(笑)
またまた余談情報ですが、ニチイの試験は合格点に達しない場合、その受験科目だけを次回再受験が可能です。
私の受験の時にも再試験を受けに来られていた方がかなりいらっしゃいましたが、この実技I (患者接遇/筆記(記述式))で再受験者の方は1人もいらっしゃいませんでした。
逆に、後で御紹介する「学科」で少し再受験者が入室され、「実技II」で、どどどっと再受験社が入室されました。
それぐらい「実技I」→「学科」→「実技II」と後の試験になればなるほどレベルが高くなります。
そういう意味では、「実技I」で受かるかな?と悩むよりも、「学科」や「実技II」に時間を費やす方が、合格率が高くなることを覚えておいて下さいね。
まとめ
少し話は逸れましたが、実技Iの問題は過去の出題例と近しいものが多く、また過去問の回答例をしっかり押さえておけば、多少傾向が違う問題が出ても問題ありません。
私の時も多少傾向とは異なる問題が出題されましたが、解答時のポイントを押さえていたので手が止まることなく自信をを持って解答することができました。
よって、皆さんも安心して上述の勉強方法を取り入れ、その精度を上げるため繰り返して勉強すれば問題ありませんよ。
(このような解答が、患者接遇の解答で求められています(笑))
なお次回医療事務知識/筆記(択一式)の勉強法では、医療事務知識/筆記(択一式)の具体的な勉強法を御紹介させて頂きます!