前回の医療事務知識/筆記(択一式)の勉強法(各問題に対する解説2)では、問題9~18までの解説を紹介させて頂きました。
今回は引き続き問題18からの解説です。
各問題に対する解説
問題18:手術料の計算
スタディブック1の内容をベースに出題され、通常の手術料の算定であれば大して難しくないのですが、手術料の算定において厄介な問題が手術を2回行った場合です。
「複数手術に係る費用の特例」というものがあり、この特例に該当した場合、高い手術の点数+(低い手術の点数×0.5)ですが、上記に該当しない場合、高い点数を算定します。
問題に出題されるのは前者の方が大半なので、「複数手術に係る費用の特例」であるかどうかを調べる必要があります。
ただ、これを探すのに少し時間がかかるので、試験に実際に出た際は焦らないように気をつけて下さい。
なお、この探す時間は厄介ですが、見つかってしまえば計算は単純ですので、正解の可能性は非常に高いです。
よって、焦りそうであれば後回しにしても良いですし、解けそうであれば少し時間を取ってでも解きたい問題です。
問題の難易度
普通
問題19:麻酔
スタディブック1の内容が把握できていれば、それほど難しい問題ではありません。
ただ、慣れが必要ですので、過去問で繰り返し問題を解くことが重要です。
逆に慣れてしまえば得点源となる問題になります。
問題の難易度
普通
問題20:検査
検査もスタディブック1から出題されますが、問題17:処置と同様に検査項目は非常に多いため、解答に時間がかかりがちです。
なお、検査の例外が頻出して出てくるので、まずは例外に該当するかを調べ例外でないなら普通に探すという解き方になります。
管理人の場合は、例外を把握しやすくするため、例外だけをノートに貼り付けておきましたが、このやり方は試験本番でも役に立ちましたので、是非真似して頂ければと思います。
問題の難易度
普通
問題21:画像診断
画像診断もスタディブック1から出題されます。
この画像診断は少し問題に癖があり、問題19:麻酔同様慣れが必要です。
ただ、この画像診断は慣れてしまえば得点源となりますので、繰り返し過去問を解いて慣れるようにして下さいね。
問題の難易度
普通
問題22:リハビリ、精神科、放射線治療等
問題22はリハビリ、精神科、放射線治療から出ることが多いのですが、他の箇所からも出ることもあり、少し試験対策がし難い問題ではあります。
ただ、問題に対する該当の説明の箇所をスタディブック1から見つけることができれば、簡単に解ける問題が多いので、試験時には少し時間がかかりますが、ぜひ解いて頂きたい問題です。
問題の難易度
易しい~普通
問題23:診断報酬明細書の記載要領
診断報酬明細書の記載要領について出題されますが、こちらは法律の問題のときと同様に記載要領が正しいかどうかをスタディブック1から調べて解答します。
こういう類の問題は他の例に漏れず、時間がかかってしまうのが厄介ですが、問題自体の難易度は低いことが多いので、時間は少しかけても解くようにしましょう。
問題の難易度
易しい~普通
問題24、25:病名や略称などの問題
問題24、25は病名や略称などの説明が正しいかどうかを解答することが多いです。
なお、この問題はテキストからではなく、テキストに付随しているハンドブックから解答します。
ちなみに、この問題24、25は頻出する内容があまりなく、広い範囲から満遍なく出題されることが多いため、試験対策がし難い問題です。
ただ、言葉の説明の問題であれば何ページ、略称であれば何ページを見れば良いという対策は行なえますので、過去問を解いてハンドブックにラベルを貼っておくという対策は、必ず行うようにしておいて下さい。
そうすることで、試験時にもハンドブックから探すことにはなるものの、ラベルがあることで調べる時間をかなり短縮することができます。
また、このようにラベルがあることで焦る確率も減らすことができるため、普段の実力が出しやすくなりますので、事前にできることはしっかりと準備しておきましょう。
<まとめ>
問題25までの解説を紹介させて頂きましたが、これらの解説はあくまで基本的な考えだけで、これだけではそれぞれの問題が解けるわけではありません。
実際には過去問を解いて、解き方、参考資料などを随時ノートに追記していき、皆さんが試験時に効率的に解くための資料として、また、最高の問題集となるように仕上げていって下さい!
そうすれば、医療事務知識/筆記(択一式)は必ず合格点に達することができることを保証します!
管理人がそうでしたし(笑)